デジタル一眼へ行かなかった訳


20年近くも写真にのめりこんでいたのに、デジタルに移行して以来一眼に興味が移らなかったのはなんといってもその進歩の急激なこと故。二年で新製品が現れ、画素数なんぞ四年もすれば「今までのあれはなに?」と思うくらいに大幅に増えてしまうのです。


事実、今中古でお手ごろな入門デジタル一眼を調べると、600万画素なんていうのがたくさん出てきます。・・・が現市場では1200万画素が入門デジタルでも当たり前、マイナーチェンジ二回でコンピューターシステムまで変ってしまうのです。


そんな激しい変化のあるデジタルカメラで、それまで使っていたアナログカメラと同等のクラスを買えば20-50万円も使うのはどうしてもためらわれます。5年もすれば新しい機種が欲しくなるのは必定なのです。


NikonF2を愛用していたときには、これを一生モノの思って使っていたからこそ高いカメラ本体も、交換レンズも買い足すことが出来たわけですが、5年スパンで買い替えをする時代ではロートルはついていけません。


さらに照明さえちゃんと当ててあげれば、コンパクトデジカメだってwebサイトに載せる程度の写真が撮れてしまうのですから。



で、
二年で古くなるものなら、二年前の機種を新古または中古品で買い、リアルタイムの進歩には目をくれないというという風に考えればお安い買い替えができると教えてもらいました。実際、新製品が出たばかりの旧型新古品に中古のレンズをつければ入門機種ならコンパクトデジカメよりも安い値段で手に入ります。


どうせ頭はアナログなのですからそんなもんでも充分です。素人写真家が陥りやすい良いカメラが良い写真を撮ってくれると言う悲しい勘違いを捨て去れば、それなりに充実したカメラ生活が実現できるのです。要は考え方次第。。。。と自分を納得させてみる。