大晦日


ご注文のお節料理を受け取りにご来店してくださった杜屋さんがお土産にくださった、「柚子ジンジャージャム」をお湯に溶かして飲みながら、やっとほっと一息入れています。


ジャムなのに甘ったるさがなく、ジンジャーのパンチと柚子の酸味がきりっと引き締まっていて、いさぎいい職人の味わいです。これは冬の飲み物の定番になりそうな予感。



お節を取りに来る方もあと2組みだけ、やっと今年の仕事が終わります。


まだ事務仕事はたっぷり残っていますが、無事年を越せそうで豊かな気持ちになります。


「年を越せる」という常套句がこんなに切実に身にしみる厳しい年は初めてです。普通にまじめに商売をしていれば「年を越す」のは自然な流れの中で当然のように過ぎていくわけですが、今年は年を越すことの難しさを感じている経営者は日本中にごまんといるんでしょうね。


何はともあれ、2009年を終え、新年を迎えられます。


皆様今年一年も「弁いち」と「板前日記」をご愛顧くださってありがとうございました。来年も相変わらずお付き合いのほどよろしくお願いいたします。