京都の紅葉

clementia2009-11-30



紅葉狩りを目的に京都へ出かけたのは、思い返してみたらもう四半世紀前、アメリカから友人が来日した時に祇王寺へ案内した時以来でありました。


比較的よく京都へ出かけていたのも店を新築した10-15年前のころ。暇を見つけては連れ合いと日本料理店を訪ね、お昼御飯だけを食べてとんぼ返りの日々でした。どんな修業をするよりも名店を舌で感じること以上の勉強はありません。新しい店の方向性は京都に教えてもらったといっても過言ではありません。




今回初めて車を使って(高速道路休日¥1000)往復してみると、伊勢湾岸道路、名阪高速、新名神高速と道が広くて走りやすく、ずいぶんと早くゆったりと行きつくことができることをしってビックリ。これだけ早くて安いのならもっと頻繁に訪れたくなります。


紅葉は青蓮院門跡とその周辺。ご開帳の青不動を見ることも大きな目的の一つでした。


紅葉と青不動、名所は当然のように人でいっぱいの上、食事も予約なしで軽めにしようと思ったら、出かけたうどん屋さんの名店も行列です。その近辺には三軒のうどん屋さんがあってすべての店に長い列が出来上がっているのは壮観です。そのあとのカフェもほぼ満席・・・と、時期が時期とはいえ、観光地京都ならではの姿は、この絶望的な不況の世の中とは対照的で改めて見せつけられるようでした。


とはいえ、逆に考えれば、メディアの情報だけでなくnetにあふれる情報で京都のめぼしい飲食店は「おのぼりさん」に席巻されているのでしょうか?・・・だとすると、老舗とお得意様との関係も築きにくい環境にさらされているとも言えるかもしれませんね。田舎町の料理店とはいろんな意味で天と地の開きがあります。