9to5なお仕事


この厳しい経済状況の中、nine to five(9時から5時まで)の決まった仕事時間で裕福な暮らしができているとしたらかなりラッキーなんでしょうね。


料理人と言う因果な商売を選んでしまったがゆえに、社会人になって以降nine to five(9時から5時まで)なんて夢のまた夢という生活が○十年続いています。


朝は7:30には仕入れに出かけ、お昼の休憩時間も睡眠不足を補うために即お昼寝、夜は4時から事務仕事まで片付くころには11:30過ぎ、拘束時間16時間 実動14時間くらいは当たり前・・・と嘆いているわけではなくて、このくらいでやっと食べていけるのが料理人の世界なんであります。なんたって好きな仕事ができるだけで文句はいえなし、いやな上司もいないし(むしろお得意様に恵まれているし) やりにくい部下をたくさん抱えているわけでもありません。精神衛生上よろしければ労働時間の長さなんぞ問題にならないのです。


で、
昨日は普段はoffの日曜日であったのですが、お昼に法事の仕事を受けていて、まさにnine to five(9時から5時まで)だけで仕事をしたのでした。


片付けまで終わって、夕暮れ時にウチの子(犬)の散歩にでかけ、帰ったころに夕食。家族でお酒も入ってゆっくり食事を終えても普段の就寝時間まで5時間も残っています。たっぷりめの深夜ウオーキングをこなしてもまだ3時間も自由時間がある。


これかぁ、nine to five(9時から5時まで)な生活。


うらやましくもあり、そのための犠牲を考えると今の充実感のほうが私にはむいているかも。