お子さんの成長
小さなころからご両親に連れられてご来店してくださっているお子さんたちの成長には目を見張ります。
昨日はたまたま二家族のお子さんたちを久しぶり(といっても1-2年ぶり)に拝見して、その成長ぶりにわくわくしました。
小学校高学年から高校くらいまでは身体的にも精神的にも別の人格になっていくような気さえします。男の子は男性に、少女は女性に変身していくのです。
バレーのお稽古の流れなのか、いつも髪の毛をひっつめて、姿勢よくお子様向けの食事をしていた姉妹は、ちょっと見ない間に高校生と中学生になられていました。
「部活はなさっているんですか?」の私の問いに
「はい、美術部に」
「どなたか好きなアーティストはいらっしゃるんですか?」
「ゴッホとかボッティチェリとか」
(おお、中学生ですでにゴッホ、ボッティチェリ。私の中学時代そんな画家の名前さえ知りませんでした)
「作品をご覧になったことはありますか?」と私。
「一昨年ヴァン・ゴッホ美術館に行ってきました。別の旅行では”春”(プリマベッラ)も見てきました」
ええ!中学生にしてルーブルはもちろん、ウフィツィ美術館もヴァン・ゴッホ・ミュージアムにも行っているなんて・・・素晴らしい!・・・とヨーロッパ自体に未訪の私は、白黒写真の「ひまわり」をみただけで「わだばゴッホになる」と言っていた棟方志功みたいだぁ。
さらにお姉さまのほうは「ちょうど今谷崎を読み始めました」と。
彼女たちの精神的な成長はきらきらとまぶしい。