Nコン高校生の部


三連ちゃんでNコン(NHK全国音楽コンクール)を休憩時間に見ているおかげで三日間お昼寝なし。


でも眠さを押しても見てしまう迫力があるのです。


今日は最も楽しみな高校生の部。


興味のない方(板前日記をご覧になっている99.9%の方)にとっては、「こいつ、三年連続で何言ってんだぁ?」といぶかしく思うでしょうが、マイナーだといわれようが変わってるといわれようがこの感動からもう抜け出すことはできません。


ポンニチTV 映画にあふれるお涙頂戴体質に染まった作り手たちは、この学生たちが創る緊張感と生の感動を真剣に見てみるといいのです。もう私なんぞ、高校生の部になると全部の高校の演奏に号泣です。「十代の学生がよくぞここまで」とすべての場面で圧倒されるような迫力、真剣に一瞬にかけて歌い上げる緊張。音楽を突き詰めて修練し、一つのレベル以上に達したときに生まれる至高の瞬間を知ってしまった学生たちの幸福に満ちた歌声を聴いていると涙をおさえることができません。


昨年、宮崎学園 岡崎高校 杉並学園がすごいと書いていたのですが、今年もやっぱり宮崎学園の音の厚み、岡崎高校を破って決勝に進んだ岐阜高校のパワー、そしてなんといっても他を圧倒する完成度を見せた杉並学園はもう別次元でした。


そして一昨年「ひとつだけ宮城県第三女子高校が入賞できなかったのが不思議。彼女たちのテクニックに走らない輝くようなパワーにぞっこんだったのに」と書いた宮城第三女子高校が銀賞。


伝統の力というのは凄いもんです。