黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る


「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」 高校の漢詩の時間に習ったことのある方が多いと思います。


二階に上がる階段にかかっているこの書はこの黄鶴楼です。



故人西辞黄鶴楼(故人西のかた黄鶴楼を辞し)
煙花三月下揚州(煙火三月揚州に下る)
孤帆遠影碧空尽(孤帆の遠影 碧空に尽き)
唯見長江天際流(唯だ見る長江の天際に流るるを)


書かれている字と見比べると、「ああ、これがこの場所ね」とわかると思います。私なんぞ首っ引きでやっとです。地元の書家にお願いをして書いていただきました。友と旧交を温めるという意味では料理屋にぴったりでしょ。


ただし、掛け始めて15年「おっ、李白だね」とわかった方は「0」(最初、私が読めたのは「三月」だけ)