小布施ワイナリー
これまで何種類かの日本のワインを使ってきました。10年前でしたら少々片目をつぶって味わっていた日本ワインも、今では十分に世界で通用するレベルに達しているものがいくつかあります。
ひょんなことから手に入るようになった小布施ワイナリーのワインもそのポテンシャルの高さは折り紙つきです。ただ、流通する量は極端に少ないようです。
写真はドメーヌ・ソガ ムラサキビンヤード シャルドネと同じくドメーヌ・ソガ メルロ
シャルドネは味のふくらみがあって数年の熟成後の変化が楽しみな一本。メルロはたっぷり完熟したブドウで造られたことを感じさせる凝縮感がある濃厚な仕上がり。これほど完成度が高い濃いメルロはあまりで会うことがありません。
洞爺湖サミットの際、「ディナーには日本のワインを」と日本のトップソムリエが厳選した日本ワインの数々を、当時の福田首相の「日本のワインで大丈夫?」の一言で却下されたと聞きます。こういうワインを評価する舌が日本の首相にあればなぁぁぁ。