備忘録として

clementia2009-08-01



ご多分にもれず、この何年かは本の購入の8割はネットでの注文になってしまっていて、本屋で本をさがすのは一か月に一回あるかないかです。新刊本、しかも売れ筋本でなければTSUTAYAみたいな場所では見つけることも不可能なわけで、せっかく店から歩いて3分の処に老舗の大きな本屋があるというのに仕事に追われるとついこういう正統な本屋に出かけることができません。


一昨日久しぶりにこの本屋さんに出かけ、手帳に30-40件書き込んだチェックリストを探りつつ本棚を探すとあっという間に6冊。これ以上はお財布がうんといいません。やっぱりちゃんとした本屋さんには注目作品は置いてあるのですね。しかも本屋で過ごす時間というのは心を豊かにしてくれます。


手に入れたのは
「アカペラ」山本文緒
「地図男」真藤順丈
「風が強く吹いている」三浦しおん
「海松」稲葉真弓
「ハーモニー」伊藤計劃
「アイの物語」山本弘


どこで誰がお薦めしていたのかも忘れてしまったものも多いながら、コテコテのベストセラーばかりです。




先日BSで放送した亀山郁夫先生のドストエフスキー番組がものすっごく面白くて惹きつけられました。こういう方の解説を経て読むドストエフスキーはきっと読み込み方が全然違うことになるんでしょうね。


若いころ「罪と罰」を読んだっきり他にはまったく手をつけていないドストエフスキー、亀山先生のお話を聞いていると「白痴」や「悪霊」でさえも読んでみようかな・・・と思えるほどです。


たまにはひと夏かけてがっつり向き合ってみるのもいいかもしれません。