今聴くべし


エア・チェックした放送を聴くのが今一番楽しみなのが「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル


首都圏で聴けるTBSラジオの番組なので、pod-castで一部だけをずっと聴いてきたのですが、考えてみたら中学生のころ雑音とともに深夜放送に耳を傾けたように本放送が聴けるかも知れない・・・と、別売りのアンテナを買って試してみました。昼間には100%雑音だけだったのが、21:00を過ぎるとなんとか音が聞き取れるようになります。もう全く40年前にオールナイトニッポンを雑音の中から聞き出そうと四苦八苦していた当時と同じ気持ちです。


これでオープニングトークや申し訳ナイト・フロム・赤坂も楽しめます。


とはいえ、タマフル(ウィークエンド・シャッフル)のなかでも出色なのは「ザ・シネマハスラー


テレビ・ラジオ両方を通じて聴くに堪える映画批評は「キラキラ」金曜日の町山智弘さんと宇多丸さんの「ザ・シネマハスラー」だけです。というか、この二つがあらゆるメディアの中でも傑出しています。


先週末のお題は「Rookies -卒業-」


同じ系列のTBSが全社をあげて異常と思えるほどのプロモート活動をしている映画であるはずなのに、宇多丸さんの舌鋒はより鋭く甘えた褒め言葉は一切なく、胸がすくように鋭敏な切れ味で映画を切り刻んでくれます。


いやぁぁ、気持ちいいぞ!


「拝金主義から抜け出せないTBS」と非難した私ですが、TBSでもラジオには良心が息づいていました。


これだからラジオから目が離せません。