「愛を読む人」


どうにかならないもんでしょうか、この「愛」をいれれば納得してしまう邦題。本では「朗読者」英題は”The Reader"


ケイト・ウィンスレットがオスカーを獲得したこの映画を観てきました。


多くを語るにはじっくり腰をすえて書き上げないと映画に失礼・・・と思うほど、監督スティーブン・ダルドリーと脚本家のデビッド・ヘアの手腕は冴えわたります。


原作が話題になっていた数年前に、私の読解力の貧弱さ故にちっとも心に残らなかった小説は、ダルドリー〜ヘアの力で私の心で息を吹き返しました。こんなに素晴らしい内容だったのですね。一般的に映画が原作本を超えることは稀であるという私の思い込みは、私自身の読書能力の低さのおかげで当てはまりませんでした。


本棚からもう一度「朗読者」引っ張り出さなくては。