4年ぶり


日記を書いていて便利なのは、「いつごろ」「何があったのか」をすぐに確認できること。


20年来のお友達、腰痛がひどかったのは・・・と、板前日記を振り返ってみると4年前でした。4年も激痛に苦しめられていないのは私には奇跡的です。要はその間身体に負担をかけていなかったということなのですね。


で、
一週間ほど前急にやってきた久しぶりの腰痛。激痛というほどではないにしろ、要治療段階です。


私には二人のゴッドハンドがいますので、まずは地元に。連続二日の鍼治療で持ち直したとはいえ、まだまだ不安が残っていましたので、店の暇な時をねらってとんぼ返りで東京のゴッドハンドの元へも。こちらはかなりの痛みをともなう中国整体です。


おもしろいのは、同じ腰痛でもちょっとした場所の違い、痛みの違いで二人のゴッドハンドのどちらが効くのかは明らかに違ってくるということです。鍼治療は「腰が痛いのにそんな処にすこしばかり打っても・・・」と半信半疑なのに、翌朝は持ち直しているという不思議なもので、10年くらい前に最初に出会ったときには半分眉唾くらいに思っていたのに、今では私のゴッドハンドです。一方中国整体は「あっ!そこ!そこです!!」という場所を「いたっ!もうやめて!!」というくらいにぐりぐり押され、脂汗をかくくらいに悲鳴をあげるのに翌々朝すっきりしている(翌朝は揉み返しが来ることも) どちらも効かない時には全然効果がないのに、どちらかが劇的に効くこともあるのです。それが腰痛の難しいところなのです。私のゴッドハンドはあなたのゴッドハンドになるかどうかはわからないですね。


ただ、20年も腰痛と戦っていると、患者のプロでもあります。紹介をうけて初めて伺う治療院でも、先生のファーストタッチで効果の50%は理解できるようになってしまいました。腰痛持ちは適切な患部を軽くポイントで触れるもらうだけで、「そう、そこがわかるなら大丈夫」とわかるのです。さらに「あっ、そこは1cm右を上の方からでないとだめ」とか「坐骨へ向けてのつぼはもう一つあるのに」という風に、小姑根性丸出しの批評を心の中でしています。実際技術が低いと思われる方の治療は、私の重度の痛みには無効です。


こんなことにプロになっても仕方のないこと、この商売から早く引退すれば腰痛ともおさらばできるのだ・・・と、二人のゴッドハンドは口をそろえて言うのです。ああ。。。