ジャンセン セレック
カリフォルニア・ワインの雄 ジョシュ・ジャンセンさんの作るワイン「カレラ」
昨日ご披露したキスラー同様、手に入りにくいワインの一つです。
ジャンセンさんはオックスフォード大学留学中にワインの美味しさに目覚め、ドメーニュ・ロマネコンディやドゥージャックで葡萄の収穫を経験して、ブルゴーニュワインの虜になります。
カリフォルニアでは不可能といわれたピノノワールの栽培のためにNASAの衛星写真まで使ってピノノワールに最適といわれる石灰質土壌を探すこと二年、マウント・ハーランというカリフォルニアでもかなり高い場所を見つけてワイン・ビジネスに参入しました。噂では(あくまで噂の範囲ですが)ロマネコンティのクローンを同地に植えたとか。
10年以上前、「カリフォルニアのピノなんてぇ・・・」とちょっと馬鹿にしていた私を打ちのめしたのは、ジャンセンさんの作る「カレラ ミルズ」でした。カリフォルニアっぽい残糖感は皆無、ブルゴーニュワインの魅力である「妖しいブーケ」がたっぷりで「なんだ!これ!」と感動したことを鮮明に覚えています。
といってもいつでもどこでも簡単に手に入るワインではありません。
ひさしぶりに手に入ったカレラ、まだ飲んだことのないセレックという畑です。ヴィンテージも1998年、もう開けてもよさそうな熟成を経ているように思います。
ミルズを味わったときのような感動が待っているのか?はて。