ちょっとづつ毎日


NHKBSで続いていた「日めくり万葉集」が終わってしまってとっても残念。


毎日ちょっとづつでも、ながぁぁく続いて欲しかった番組だったのですが。


それに変るものとして今、同じくBSで「私の1冊 日本の100冊」が面白い。毎日欠かさずに観ています。


特に力のある作家が奨める「私の1冊」は、その解説がじんわり身にしみます。


今週だけでも北方謙三さんのお奨め 中島敦「李陵」 水原紫苑さんのお奨め川端の「千羽鶴」 辻井喬さんのお奨め谷崎潤一郎蘆刈」 関川夏央さんのお奨め幸田文「流れる」


どれもお話を聴いているとすぐにでも手に取りたくなります。それほど説得力があるのです。


さらにナレーターの「ことばの杜」の山根基世さん、広瀬修子さん、宮本隆治さん、松平定知さんらが素晴らしい。「千羽鶴」の回、宮本隆治さんの抑えすぎるほど抑えたトーンのよさは番組終了間際になってグッと迫ってくるほどでした。


この番組100冊で終わって欲しくないな。


ちょっとづつ毎日・・・って楽しみがあるんですね、TV。