大統領と演説


明日のオバマ大統領就任式ではどんな演説が披露されるのか、日本のメディはその話題でもちきりです。


先日BSで再放送されていた歴代大統領の名演説と今回のオバマ〜マケインの各演説を取り上げた番組はとても興味深いものでした。


ゲティスバーグでのリンカーンの演説がどういう政治状況の中で行われ、どういう文脈から「人民の人民による・・・」が語られたか、レーガンの演説がどういう意図で形作られたか、クリントンの演説がどういう語り口で説得力をもったか、そして、大統領選挙戦でのオバマ〜マケイン数々の演説のピックアップなどなど、アメリカ大統領の演説の重要性を見事に浮き出していました。


ご存知のように、日本にも戦争前には演説が国民を動かす力を持っていた時代がありました。演説を聴くために人々が集まり、ラジオに釘付けになっていたのです。政治家も宗教家も演説に力があることが大切な要件であったのです。


現在の日本の政治家は?


オバマの言葉に日本人の私が感動し、マケインの自分の歴史を語る時の力強さを感じるような演説を日本の政治家に期待することは無理なのでしょうか?