跡継ぎ 番外


木曜日から週末にかけてこの地で青年会議所の全国大会が開かれました。よくは知らないのですが、青年会議所の会員さんの多くは二代目三代目以降の跡継ぎの方が多いと聞きます。


一万人以上が全国から集まるとあってホテルはすべて満室、飲食店も潤うらしいというお話で、地元の青年会議所では外からお越しの方々に便利なように街中の飲食店のパンフレットを作りました。私ン処にも当然のように載せてほしいというお話がお得意様を通じて入りました。


青年会議所・・・・新築後13年で青年会議所のお名前での予約は確か一回か二回のみ。どうも縁のないお集まりのような気がします。どうやら最近の若手経営者の方々は集まりがあっても車で来て、終わってから「一杯どお?」ということが極端に少ないということも理由だとも言われます。


まっ、ともかくご縁のなさそうな会合ですから広告もご遠慮を・・・と考えていたのですが、お得意様からのお誘いを断るわけにもいかず一番小さな枠で一口。


蓋を開けてみると予約は笑ってしまうほど一つもなし。間違って「予約してある○○です」と店違いで暖簾をくぐった方が一組のみ。一万人が集まっても田舎町の田舎料理に大枚をはたく奇特な方はいらっしゃらないようです。


「ウチだけ?」と今日の仕入れのときに知り合いの料理屋さんお寿司屋さんにも「予約ありましたぁ?」と聞くと「ひとつもなし」「四人だけ」・・・と。ウチだけじゃぁありませんでした。


跡継ぎの皆さんに気にかけられない店・・・先が思いやられます。