「七人の侍」


好きな映画ベスト3のうちに間違いなく入る「七人の侍」がBSで放映された前後に、メイキング番組もアーカイブで流れました。不覚にもメイキングは一本も目にしていなかったものですから興味津々です。この三〜四日は「七人の侍三昧」くまなく細部にわたる秘話を鑑賞した後で、明日からいよいよすでに何度目の鑑賞か忘れてしまった「七人の侍」です。でも、映画館以外のTV画面でこの映画を見るのは初めてです。いくらでもストップモーションが出来る状態でみる「七人の侍」はどんな風に心に残るのでしょう。ものすごく楽しみ。


「日本人よりも日本が流暢にみえる」ピーター・バラカンさんが「”七人の侍”はいまだに英語の字幕がないと何を言っているかわからないんですよね」とアーカイブの中で語っていました。いやいや確かに。あの映画の録音は本当に何言ってるのかわからないのです。私も1980年にニューヨークで見た英語字幕の「七人の侍」で初めて何を言っているのかがわかった(決して英語が出来るわけではないのですが、字幕がわかりやすいのです)覚えがあります。あんな完璧な映画ですから意味不明瞭でもストレスがないというのも凄いもんです。