2008-09-12 器いよいよ 器 乾山 ああ乾山 乾山 尾形乾山ほど憧れる器はありません。 350年前に創造されたこの意匠の豊かさは突出した天才の仕業です。本歌を料理に使うことなど夢のまた夢ですが、写しの中でも気の利いたものはなんかと手にしたいと思います。 椿紋筒向 波に千鳥四方皿 竜田川紅葉鉢 自己主張が強い器なのに料理を盛るとしっくりなじんでしまうのです。美術館のガラス越しに見る乾山、死ぬまでに一度でいいから自分の料理を盛ってみたいものです。きっと自分の非力に打ちのめされるでしょうが。