天才への過程


映画「奇跡のシンフォーニー」を評して「主人公の少年が楽器を初めて持ったのにいきなり上手く弾けるのはいかにも荒唐無稽」という論者がいて、「時間があったら行ってみてもいいなぁ」という気持ちがいきなり萎えてしまいました。この人の映画評はあてにならないのに聞いてしまうと気分だけが低調になるのです。


しかしながら、こういうお話をする人って天才の天才たるゆえんを知らないのですよね。


音楽の分野で天才といわれる人達(子供たち)は下手くそな時期がほとんどないほど最初から上手いのです。間近にそういう存在を見ると、「神が与えた才能」というのが実感としてわかります。



先日「笑っていいとも」でちらっと観たルーベン・シメオ。16歳のスペインのトランペッターです。


You Tubeでこんな風に遊んでいる映像を見るとぶったまげます。
http://jp.youtube.com/watch?v=8uZGyQwvbdg


中学高校とトランペットを吹いていたことがある私には、16歳のこれは驚天動地、ありえません。


ちゃんとした演奏も
http://jp.youtube.com/watch?v=4uHTXGKHyRE



何歳から楽器を持ったか?・・・なんてことはもう全く問題にもならないし、こういう天才はいきなり上手く演奏できる(稚拙な時期が極端に短い)ことの証明です。