真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)


買ったまま聞かずに置いてあった志ん朝さんの「真景累ヶ淵」が昨日のウオーキングの友。そういえば志ん朝さんの怪談話を聞くのは初めてです。怪談も志ん朝さんが語れば洒脱でリズミカルに聞こえます。CDで聞きますので、つい豊志賀に黒木瞳を思い出してしまい、新吉に尾上菊之助をイメージしてしまいます。いい映画でした、「怪談」 特に菊之助演じる新吉の佇まいは本当によかった。歌舞伎役者としての様式美の裏付けがなければあれほどの美しい新吉はありえなかったでしょう。映像の耽美なことも群を抜いていましたっけね。映画を見てから原作を読むときのサガ(?)が落語にもおよんじゃったりして。