日本酒の会

clementia2008-05-19



週末の土曜日 お知らせしておいた日本酒の会が開かれました。地元だけでなく・・・というよりも遠くから「わざわざ日本酒の会のために」お越しいただいたお客様の方が多い、私には身に余るありがたいお客様がそろいました。


料理とお酒はこんな風でした。


前菜「鯛の子 かたくり(福島)と鶏ささみの酢の物 ねがまり筍田楽(山形) タラの芽アラレ揚げ(福島) 鮎子(舞阪) あんきも(青森)」
満寿泉 紫寿(ますいずみ むらさきことぶき)(富山)〜満寿泉のプライベートコレクションの内最上のものを熟成させた逸品。日本中で4-5軒の酒屋にのみ配布されたと聞きます。


椀替わり「蛤おぼろ蒸し 福田産蛤 天然こごみ すり柚子」
花の舞(浜松) 本年度新酒鑑評会出品酒 土田一仁作 地元花の舞の出品酒。土田杜氏自らがもってきてくださったありがたい一本。市場には現れないお酒。
天狗舞 有勧伯(石川県松任市) 天狗舞の熟成酒最上の一本 お客様からのプレゼント。


刺身「鯛(舞阪) 黒むつ焼き霜造り(舞阪) 独活 青芽 生海苔天寄」
酔鯨 純米大吟醸斗瓶 平成15年(高知) 酔鯨が日本酒の会のために少量出荷した熟成酒。強力な酸とコクがきれいに溶け込んで柔らかく熟成したお酒。これほどやさしく変化した酔鯨は飲んだことがありません。


煮物「ホワイト・アスパラ(香川産) 生湯葉と車海老のあんかけ」
綿屋 純米大吟醸 香川産山田錦 平成15年 綿屋の熟成酒。お付き合いのある酒屋さんの冷蔵庫に三本だけ寝かされていたシロモンです。山田錦の適正な熟成の見本のような整ったお酒。


焼き物「甘鯛(福田)ぱりぱり焼き 新玉葱(浜松篠原)アップルヴィネガー漬け」
義侠 純米大吟醸 30% 平成15年
義侠 純米大吟醸 30% 昭和63年 昭和63年は義侠にとって大切なヴィンテージだそうです。20年の熟成をへてこれほどひね香りが美しく現れているお酒は、同じ義侠の昭和58年以外にはしりません。
綾菊 大吟醸秘蔵酒 お客様からプレゼント 同じく20年以上を経た綾菊の熟成酒です。
開運 大吟醸秘蔵酒 おそらく15年〜20年をへた大吟醸の熟成酒。20年を経た3本の大吟醸のそれぞれの個性が面白い。


以上のような料理とお酒のラインアップ、いつも通りお酒と料理以上に、集まった方々の個性が一番豊かであることが店主としての誇りです。