丹波黒豆危機


毎年丹波黒豆を注文する長いお付き合いの豆屋さん「今年は丹波黒豆が全く入らないかもしれないよぉ。こんなこと前代未聞かも」と早めに教えてくれました。


丹波黒豆がなければお節料理は成立しません。北海道産の黒豆でも味わいは素晴らしいのですが、あのプックリムッチリがなければお客様は納得してくださらないでしょう。


早速、今年初めて黒豆枝豆の極上を頂戴した生田さんにあわてて連絡してみました。生田さんは枝豆として黒豆を出荷するために、乾燥させる黒豆は奥様の自家用だけしか作らないのだそうですが、ご好意で分けていただけることになりました。


今日生田さんからいただいたmailでは「丹波は大パニックに陥っている」のだそうです。


黒大豆の乾燥が恐ろしく遅れていること、猛暑で生育が悪かった後に9月から10月の好天候で2次的な生育が強くあり、豆の皮(黒い部分)の裂皮が多発。良品も3割からよくて5割、おまけに2Lの大粒が無い。JA丹波篠山も例年の2割の出荷しか出来ないのだそうです。ブローカーが暗躍して買取しまくっているとも。


初めてお付き合いの新参者にも関わらず、快く自家用の黒豆をお分けいただけることで私ン処は難を逃れられそうです。もう生田さんにひたすら感謝。