ボージョレ・ヌーボーはどこへ?


先日のこと、お付き合いのある酒卸問屋酒販店のご主人が来店してくださり、お酒や景気にまつわる様々なお話を伺いしました。


私ン処では全く使うことのないボージョレ・ヌーボーをこのお店では2500ケース(!)輸入販売するのだそうです。一時は衰退?と思われたボージョレ・ヌーボーの勢いはこの数年とどまるところをしらないという風で驚きです。


「そんなにたくさんどちらのお店が使われるんですか?ビストロ?居酒屋さん?」


「いえいえ、親方、バー、クラブがたくさん売ってくださるんですよ。特にクラブというところは季節の行事を大切しますんでね。正月、節分、お雛様・・・・ボージョレー・ヌーボーもその一環なんですね。そういうイベントでお客様を呼ぶんです」



ほほーーー!驚きました。全く意外なところでボージョレ・ヌーボーが広まっていたのです。クラブのおねーさま方は私にとっては筋のいいお客様を連れてきてくださる大切なお客様ですが、私が客となって伺うことは99%ない場所です。ましてや、本来日本料理店が大切にしなくてはいけない季節の節目、節会(せちえ)をクラブで大切にしていたというのは見習わせていただかなくてはいけません。ボージョレーを使うかどうかはさておき。


2500ケースは予約でほぼ完売なのだとか、スゴっ!