目が釘付け


今朝、起きがけにつけたTVから目に飛び込んできたのは珍しいトロンボーンとピアノのデュオ。クラシックでこういう演奏は聴いた覚えがありませんし、特に有名な演奏家も私の貧弱な知識ではお目にかかったことがありません。


が、
その演奏の音楽性の高さ、技術の完成度は30秒聴いただけで目が釘付けになるほど驚異的なレベルです。こんな弩級演奏家が世の中に存在していたのですね。トロンボーンという楽器で見た最上の天才です。正確無比な音程(トロンボーンでは至難)、聞いたことのないほど様々な音色、何段階のレベルで表現できるのだろうと思うような強弱、繊細なピアニッシシモと強力なフォルテシモ、非の打ち所がない自由自在な音楽性。完璧という言葉はこういう演奏家のためにあるのです。


食事をするのを忘れるほど見入ってしまっていたこのミュージシャンは、クリスティアン・リンドベルイ。知らずに過ごしていたら不幸です。いやぁぁビックリした。