レンタル


独占欲が強いのか、頭がアナログなのか、本は図書館で借りるよりは自分の本棚に置きたいほうで、CDもダウンロードはおろか、レンタルでも落ち着かなくて手元で愛でたい思ってしまいます。


もともと田舎町ではレンタル屋さんの棚に私の好みのジャズやクラシック、落語などのラインアップは極小で、J-popに比べたら理不尽なほど貧弱なものでしかありません。落語なんぞ数枚づつ2-3回借りれば全部制覇。


先日借りるものはないだろう・・・と思いつつジャズの棚を眺めていると、安易を絵に描いたようにブルー・ノートの名盤シリーズとか、1950年代60年代の超名盤が並んでいます。このあたりなら借りる必要もない・・・・と思っては見たものの、考えて見たらこのあたりの往年の名盤はLPで持っているかカセットテープに録音してあるかのどちらかです(10代後半〜20代前半は友人宅に徹夜して録音しまくっていました)どちらもMP3へのダウンロードには不向き。カセットテープにいたってはデッキが壊れてしまって以来古いラジカセでしか聴けません。


20代-30代に擦り切れるほど聴いた名盤の数々とはいえ、ずいぶん長い間気合を入れて聴いていません。レンタルCDからPCにダウンロードすればMP3で簡単に聴けます。さっそくこれとこれとこれと・・・・手にしたのは超超名盤ばかりです。


アート・ブレーキー「ナイト・アット・バードランド」「アット・カフェ・ボフェミア」


ジョン・コルトレーン「ブルー・トレイン」「ソウル・トレイン」「ジャイアント・ステップス」


ウェイン・ショーター「ナイト・ドリーマー」


バディー・リッチ「ロード・オブ’74」


ウェス・モンゴメリー「カリフォルニア・ドリーミング」


今更借りるのが恥ずかしいほどの歴史的名盤ばかり。


ところが、CDで借りて初めて知ったのですが、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」(CD盤+6)にはピアノがシダー・ウォルトン盤(村上春樹を読んだ人にはおなじみの)の録音が入っているんですねぇ。コード進行が難しくてソロを弾ききれなかったトミー・フラナガンのピアノとどんな風に違うんでしょう。。。。聴くのが楽しみ。