おすがりします

clementia2006-12-09



年の初めから2月くらいに寒造りされた各蔵の最上クラスの大吟醸が出荷されるのが、11月後半から12月にかけてです。

 
黒龍石田屋 二左衛門 八十八号   田酒山廃純米大吟醸 斗瓶純米大吟醸 純米大吟醸   綿屋純米大吟醸斗瓶囲い   磯自慢純米大吟醸山田錦 愛山 ヴィンテージ35   十四代龍月 双虹 龍泉  八海山金剛心 チタンボトル記念ヴィンテージ 


ぜーーんぶこの時期、一年に一回だけの出荷ですから、このときに一年分を手に入れなくてはなりません。  


これらのお酒の中には、力のある酒屋さんでも6本しかとか3本しか入荷しないなどというシロモンもあります。どのお得意様に何本おわけするかだけでもしがらみで大変なことはよくわかっているつもりですので、あくまで「いただけるだけで結構です。よろしくね」とおすがりするだけです。全国に何件かのこういう力のある酒屋さんとのお付き合いをさせているおかげで、あの店で一本、こちらで二本・・・とごく少量づつ有難く分けていただいたもので、何とか一年を過ごさなくてはならないというのが厳しい現実です。


しかし、今のところなんとか石田屋も二左衛門も磯自慢も一年を通して使える分量をいただけているのは料理屋冥利につきるといっていいことです。


お客様に自慢げに「石田屋?いつでも置いてありますよ」と言っているのは、後ろで酒屋さんに手を合わせるように感謝しつつ胸を張っているわけです。