主人の掃除


7年もほぼ毎日書いていると、ネタ切れで書けないということはあまりありません。もともとが大したことを書くでもなく、深い考察のもとに推敲重ねた文章を構築できるわけでもなく、等身大、日々の板前を書き散らしているだけですので、ネタ切れがないのも当然と言えば当然なわけです。


とはいえ、最近物忘れがとってもひどくて、「あっ、このこと書いてみよっ」と思い浮かんだことも三分すると忘れてしまうようになって、思い浮かんだことを小さな手持ちの手帳に書くようにしています(書くこと自体を忘れていることも多いのですが)


昨日、手帳に何か書いておいたことを思い出して、ヨシヨシ今日はこれで・・・・とページをめくったのですが、何を書いたのか判読できません。自分の字なのに・・・コントみたいです。


というわけで、昨日は時間もないうえにガックリきて書くのを止めてしまいました。




一昨日は調理場補助の仕事をしてくれているパートさんの都合がつかなくて、従業員スペースの掃除や、玄関前庭の掃除、洗濯なんぞを私がやりました。料理に追われてめったにしない裏方の仕事をしていると、気づいていなかったところの汚れや、裏方仕事の段取りなどなど見ていなかったところが見えてきます。よく教訓的に「社長が従業員のトイレの掃除をせよ」などということをのたまうコンサルまがいがいますが、実利的にも裏方仕事をたまにはしてみるのも大切なことなのであるな・・・といまさらにように気づいたりします。


教訓的といえば、料理の世界では、「従業員のお惣菜は調理長が作れ」というのもあります。従業員に美味しいものの本質をはやくつかませるのが上達への早道である・・・というような意味合いがあるのだそうですが、やっぱりなんだか教訓的なお言葉はこそばゆい気がします。