ワイングラス

clementia2006-07-26



フランス ブルゴーニュ サヴィニーレ・ボーヌの雄 ドメーニュ・シモン・ビーズのご当主パトリックさんと奥様の千砂さんが来日され、ここ浜松でワイン会を開かれます。本来なら有名フレンチレストランで開催されるであろうワイン会は、有難いことに私ン処で開いていただくことになりました。田舎町場末の和食でいいのだろうか?と思いつつ、ワイン好きにとってはパトリックさんご夫妻にお越しいただくことは身に余る光栄、喜んでお受けしました。


すでに当日のメインとなる蔵出し、ノーラベル、埃まるけの「サヴィニーレ・ボーヌ オー・ベルジュレス1985」が空輸で届いています。


きりっと引き締まったパトリックさんのコルトン・シャルルマーニュを頂点にした白ワインと、チャーミングでエレガントな赤ワイン。さて、25名最低100個のワイングラスは揃ったっけ?


「とりあえず数が揃えばいいですよ」と主催の親しい酒屋さんが言ってくれたものの、「なんちゃってワイングラス」で造り手本人がおいでいただいてワインを飲んでいただくわけにはいきません。とはいえ、ワインはそれなりのものを置いていると大見得を切っていても、私ン処のメインは日本酒ですので、全室でワイングラスがたくさん出ることはあまりありません。20年前ワインを置き始めた頃には「リーデル?それどこのメーカー?」日本中がワイングラスに対する認識なんぞそんなモンだったのです。田舎町の和食屋リーデルでさえひと揃えそろえることはハードルの高いことでした。器にはお金をかけても消耗品であるワイングラスにたくさんの投資をすることはためらわれたのです。


でも、積み重ねというのは有難いもの、今では25名(赤白シャンパーニュ150客)くらいのリーデルワイングラスは普通に揃っている状態になりました。


毎日これらのグラスがフル稼働するようになれば、和食屋としても「ワインを置いてます」と胸を張れるのですが。。。