衰えてしまった能力


先日、さる大企業に勤める友人に電話でちょっとした相談事をしていました。彼の本来の分野ではないお話なのですが、私の話した内容を的確に分析し、問題点を明確に提示、そのための解決策を2つ3つとあげていってくれました。私がなんとなくぼんやりと考えていたことがスッキリ明らかになり、霧が晴れるような気分でありました。


また、このサイトのマネージメントをしてくださっている信頼しているwebデザイナーさんも、サイト上の問題や、新しい試みのための提案をすると、同じように問題の分析と解決のためのノウハウ、そのひとつひとつのメリットとデメリットを的確な表現であっという間に提示してくださいます。しかも私のような素人がみても実にクリアに。


これまで立ち向かってきた多くの難題を解決してきた手法が、身体に身についているのでしょう。こういう方々と会議をすると、私が一人でうじうじぼんやり考える問題解決策の1/5の時間で、10倍の成果をあげられるのでしょうね。



学生の頃マーケッティングを専攻していた時分には、こういう手法はお手の物であったはずなのですが、長い間どっぷり板前の世界につかり、首から下だけで働くことを続けていると、すっかりこういう思考能力が衰えてしまっていることに気づいて愕然とします。昔こういう力を身につけようと努力していたのに、気づいてみたら、身近な人がその能力を高めていて、自分自身からはすっかり抜け落ちてしまっているのです。


こりゃ、店が大きくなるわけがないな。