掲示板


サイト内の掲示板がたくさんスパム書き込みで機能しなくなってしまいました。


毎日進入禁止、削除を繰り返しても増えるばかりでどうしようもありません。日記をブログ形式にしたときに、コメント欄を設けたことも、掲示板を静かにしてしまった原因のひとつです。net上のコミュニケーションの取り方自体が日々進化しているのですから、これも時代の趨勢といえるのかもしれませんね。


それにしても、掲示板を設けたのがnet開設一年後の2000年。あれから6年もの間、たくさんの方に掲示板に登場していただき、たくさんの書き込みで賑わう場所でした。多いときは一日に50件近い書き込み、しかもその内容がとてつもなくハイレベルで、往々にして管理者であるべき私が置いてきぼりを食うほどでした。ですから日記を読む以上に掲示板をROMすることを日課にしてくださっていた方々がたくさんいらっしゃっいました。「レベルが高すぎて入り込めない」というmailもいただいたりして、そういう方々集う場所を、板前風情が提供できていることに大きな喜びも感じていました。中には途中で掲示板を見つけて、全部の過去ログをたどってくださった方もいたほどです。それほど読むに耐える書き込みが多かったということです。


登場する方の99.9%が節度を守り、人を敬い謙った書き込みをしてくださっていたのは、2ちゃんねるのような破廉恥な掲示板とは天と地の開きがありました。


さらに、6年間の間には何度かの危機的状況(荒らしまがい)もあったのですが、常連の方々、こういうだけ颯爽と現れてくださる(私にとっても)正義の味方がいらっしゃって、掲示板自体の浄化機能は、それはもう管理人の能力を遥かに超えたところで働いていました。おかげで何度ささくれた気持ちを癒し、だめになりそうになる心を立ち直らせてくれたかわかりません。優良な掲示板はそれ自体が生き物のように成長し、不良なものを駆逐してくれるものです。



とはいえ、7年前には一部のマニアの楽しみであったweb日記が、あっという間にちょっと興味があればすぐに立ち上げられるブログへ変化し、PCとは無縁だった人々がブログを書き綴り、チャットも見かけなくなりつつあるという現実は、掲示板という形も変化の時期にあるという兆しかもしれません。そろそろこのサイトの掲示板も幕を閉じるときかもしれません。


昔の書き込みを覗いてみてください。多分どのページにも濃い内容の書き込みがあるはずです。そして、これまで6年の間に書き込んでくださった皆さんの言葉はすべてが私の宝物です。


今週末には掲示板を閉鎖するつもりです。そのぶんコメント欄へのたくさんの書き込みをお待ちしております。