奇跡の再会
きっかけはお得意様のコミュニティサイトで見たコメント
”それにしても、「ゲイリー・バートン&パット・メセニー ライブ」羨ましいです”
でした。
へーーー、この方のサイトではジャズ話はあまり多くなかったけど、お友達にはジャズ好きがいるんだぁ。。。と早速、、「ゲイリー・バートン&パット・メセニー」のライブレポートが書かれたこのブログに立ち寄ったのでした。
多くのジャズ話を繰り広げるブログや掲示板は知識の見せびらかしあいであまり近づきたくないことが多いのですが、彼女(?)のブログは違いました。
こ、濃い!
しかも、ジャズが好き・・・ってのだけが見える本物のジャズファンです。
しかも、拝見するに同世代の女性と見受けられました。
少なくとも私の周りの同世代の女性でジャズを聴き続けている方はかなりの少数派です。大概生活に追われ、若い頃聞いていた音楽のことはとりあえずおいといて。。。というのが通常です。結婚し、子育てに追われ、子供の教育に追われ、家のローンに追われ・・・無理もありません。プレーヤーであった男性が結婚子育ての中プレーヤーであり続けることが難しいのと同様に、女性がジャズをコアに聴き続けることは稀なのです。
音楽繋がりというだけでmailを送ることはめったにないのですが、意を決してmailを差し上げると、彼女も私のジャズ好きに反応してくださったのです。
お得意様のお友達 ジャズ好き 料理好き
コミュニティサイトで積極的に友人の輪を広げるのに億劫な私でもお返事をしないわけにはいきません。
「実は・・・」とジャズの履歴、サイトを知ったきっかけなどをmailでお知らせすると
「あれま!ハイソ出身なんですかぁ。ハイソには少なからぬ縁もありますが、いつごろハイソに在籍していらしたんですか?楽器は?」と続けてmailが
「○○年卒のベース担当です」
「えーーーー!もしかして高田馬場の○○ってジャズ喫茶を知ってますか? ハイソ ベース 浜松・・・ってもしかして、もしかしMチャン!!??」
「えーーーー!!!○○でバイトしてたあの娘(コ)!!??」
興奮したmailのやり取りが。。。。
30年前の多感な頃、通っていた出来たばかりのジャズ喫茶にいた彼女は、その当時バリバリジャズっ子、怖いもの知らず、世の中に俺たちより上手いフルバンドはそうはいないと自信満々だった私たちを向こうに、ジャズ話で全く引けを取らない娘であったのです。しかも料理上手でもてなし上手。彼女のいるそのジャズ喫茶は彼女の存在で暖かいものに感じられたものです。
卒業後の彼女の行方は風の便りで聞いてはいたのですが、もちろん会うことも連絡を取り合うこともありませんでした。
それが、なんという偶然。なんという奇跡の再開。 こんなに興奮したネット上の再会は初めてでした。