豆料理その3


煮豆はオフクロの味のひとつではないかと思うのですが、近頃ではこのお惣菜の定番を家庭で料理する方は少なくなっていると聞きます。核家族化が進んで少人数になった家族のために面倒くさい煮豆は料理するものではなくて「買ってくるもの」になってしまいました。それが証拠にマーケットのお惣菜コーナーには必ずこの煮豆は置かれています。


それでも煮豆は自分で焚いたほうが美味しいですし、お惣菜ものに付ものの食品添加物の心配もありません。要は大豆を戻してあるかどうかだけ、大豆さえ柔らかくなっていれば簡単にできます。



用意するものは一晩水につけてもどし、水からコトコト焚いて柔らかくした大豆、同じ大きさ(もしくは大豆よりちょっと大きめ)に切った、人参、牛蒡、こんにゃく、もうひとつぬるま湯に砂糖を少量入れて15分くらい漬けておいた乾燥椎茸(同じような大きさに切ります)


全部の材料を鍋に入れてやっとかぶるかどうか位の出汁を入れます。用意する調味料は出しの量の1/5見当の砂糖、味醂、醤油(同量)


煮立ってきたら砂糖を2-3回くらいに分けて入れます。続いて味醂。醤油も二三回に分けて入れます。後は煮汁がなくなるまで煮詰めていくだけです。途中で味をみて好みの味に調えましょう。


一回焚けば常備菜として毎日美味しく食べられますよ。是非。