ガンバリーニ〜小曽根真


ロバータ・ガンバリーニ「イージー・トゥー・ラブ」
とんでもないヴォーカリストがでてきました。デビュー作なのに”ON THE SUNNYSIDE OF THE STREET”でのスキャットはこれから後世に伝えられていくかもしれないパフォーマンスです。カサンドラ・ウィルソンとともに今の時代を担っていくヴォーカリストの登場・・・・とまで言ってしまっては大げさ?


小曽根真”No Name Horses”
伊藤君子の”Once You've been in Love”という素晴らしいアルバムは、小曽根真のアレンジとそのビック・バンドの素晴らしさを伝えるアルバムでもあったのですが、その時のメンバーの素晴らしさをやっぱり小曽根自身が実感していて「あのバンドでもう一度」とできたアルバムです。昨年の守屋純子に続いて小曽根のこのビック・バンドアルバム。日本にはビック・バンド・ジャズの文化がちゃんとある、と世界に誇りたい。30年前、サド・ジョーンズ〜メル・ルイスバンドに魅了され、秋吉敏子さんのビック・バンドデビューに心躍ったのと同じ感覚がよみがえってきます。