手の平クルン


昨日まで蝶よ花よともてはやしていたホリエモンが、一気に手の平を三回くらい返したかのように悪者扱いされ、会社自体このままでいけばどうなることやら。ライブドアだけでなくIT産業、果てはヒルズ族全体が、バブリーな実体のないところで金銭をやり取りして儲けているかのような印象まで感じてしまうほどのメディアの大騒ぎようです。


確かに見せかけの株価で儲けてきた実態を思うと、大根一本を農家さんにいただきに行き、魚一枚の良し悪しで毎朝思い悩んで、お客様の一口のために時間をかける手仕事をして日銭を稼いでなんとか生活しているような商売から見ると、何百億の株での儲けや損失やセレブの豪華な日常は異次元のお話ながらうらやましさいっぱいであったのでした。とはいえ、今こそ物作りの時代だ、職人の時代だ、手仕事の時代だ、なぁんて言われたって、言っているのがホリエモンを上げ下げしたメディアそのものですから、脚光を浴びた後の落とされ方を見たら「そっとしておいてね」「こっちにこないでね」と十万回お願いしたい感じなのであります。


この手の平の返し方をみると、いま世間からもてはやされているメディア達もきっといつかどん底の時代がくる日もあるのかもしれないと思うと、それを世の中の端っこのほうで眺めるのが楽しみのような。。。。なんてヤナやつです。