双虹 龍月 龍泉

clementia2006-01-11



年末にわずか頂戴できる十四代の最上級クラスが「双虹」「龍月」「龍泉」です。どれもがマニア垂涎の的と言われ、ネット・オークションやプレミヤ酒販店では「えっ?!」という値段で取引されるようです。確か「龍泉」最初の年には十数万円の値段が四合瓶一本についた覚えがあります。


とはいえ、お酒はあくまでお酒であります。私ン処のお得意様は弁いちではよくお目にかかる十四代のラインアップの中のひとつ・・・くらいの認識しかないかもしれません。味わい以上の値段を無理をして払う必要などありませんし、藏元ご自身もプレミア価格には歯がゆい思いをなさっているはずです。


確かに十四代のこのクラスは図抜けて美味しいお酒です。こういうお酒は持っていることが自慢というよりも、頂戴できたご好意に蔵元と酒屋さんに手を合わせて感謝しつつお客様にお出しします。


今なら店で飲むことができます・・・・といっても、このクラスの日本酒が目白押しの時期でもありますので、十四代だけをお目当てにおいでになるよりは、田酒も八海山チタンも綿屋斗瓶もご一緒に。目くるめく日本酒の世界を堪能できます。こんなのばかりを次から次へと飲みつづけると舌が極上酒漬けになって、それが日本酒のスタンダードに思えてくる恐さもあるのですね。