シャンパン


ソムリエさんが持ち込まれたシャンパン。さすがに超レアで見たこともない二本です。



ペリエ・ジュエ社のベル・エポックはボトル・デザインの美しさも含めて人気の高いシャンパンなのですが、ブラン・ド・ブラン(シャルドネ種だけで造ったシャンパン)があることは初めて知りました。




コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュ「クラマン村」で収穫されたシャルドネのみから造られ、1993年以来の製造の非常に希少性の高いシャンパンなのだそうです。


オレンジ・・・というよりはレモンに近いようなさわやかな香りと余韻のほろ苦さが心地いい極上のブラン・ド・ブランでした。お値段も冷や汗モノにお高いそうで、輸入元ももったいぶってなかなか売ってくれないのだとか。次に飲める時は・・・・やってくるのでしょうか?、というほど稀少。



もう一本は「ブルーノ・パイアール」・・・・これも飲んだことありません。






名前はNec Plus Ultra BRUNO PAILLARD 1990 略してN.P.U.1990
つまり「ネ・プラス・ウルトラ=超最高級=究極のシャンパン」 よほどの素晴らしい年でなければ造られないという逸品なのだそうで、調べると「シャンパーニュ地方の321の畑の中で17個所あるGrand Cruの中からさらに選んだ7つの村で生産されたものに厳選し、小樽での9ヵ月にわたる熟成及び発酵、収穫の翌年にわずか62樽のシャルドネ50%とピノノワール50%のブレンドからアッサンブラージュ、8年間の熟成の後1993年3月に5040本がデゴルジュマンされ、さらに1年以上の瓶熟」気が遠くなりそうです。これが究極でなければなにが究極だというほどの懲りよう。 熟成感が奥深く味わいの濃いシャンパンです。


板前の特権、翌朝のシャンパンは・・・・さらに熟成が進んでいて、超弩級の白ワインのクラスになっていました。このシャンパンをもう10年寝かしたらとんでもないシロモンになっているはず。


いやーーー、貴重な経験をさせていただきました。ここまでくると「持ち込み樣樣」最高の勉強の場です。自分では入手が難しい、もしくは高くて手が出ないシャンパーニュを、力のあるソムリエさん二人の解説付でご相伴できるなんて・・・・シ・ア・ワ・セ。