ティム・バートン


チャーリーとチョコレート工場」を見てそれほどたたないうちに、昨日同じティム・バートンの「コープス・ブライド」を見てさらに幸せな気持になりました。


すでに名作「ナイトメアー・ビフォー・クリスマス」から10年以上が過ぎていたという感覚は全くなくて、あの感動からまたバートンのストップ・モーション・アニメが見られるという期待感が高まっていました。しかし、「コープス・ブライド」は名作「ナイトメアー」からも遥かに進化していました。


最初のシーンから見るものを圧倒的に引き込んでしまうバートンの美の世界、それはもうまさに天才のなさる技としか言いようがありません。創造「クリエイト」」という言葉はこういう作品のためにあるのです。これまでどこにも存在しなかったファンタジーを個々のキャラクター、背景、ストーリーからすべて創り上げてしまう能力は我々には夢想だにできず、ただその世界に身をゆだねて浸るだけです。


幸せな世界に浸れたという意味では今年のベストワンかもしれません。