見えた光明


昨日「志のあるビールの造り手はいないのか」と板前に愚痴を書いたところ、コメント欄で”GARGERY”というビールがあることを教えてくださる方がいました。



早速連絡をとり、「田舎町でもつかえるものでしょうか?」と問い合わせたところ、わずか3名で製造から営業ほかすべての事業活動をなさっている小さな造り手である事を知りました。さらに鮮度と品質維持していくために、東京都以外の地には営業活動を広げる事が出来ないこと、お客様に信頼されるブランドとしてしっかり育てていくためにも、ここでコンセプトを緩め、すぐに手を大きく広げることは避けたいことなど、大変丁寧なお返事をいただきました。



なんと、私が探していた「志ある造り手」そのものではありませんか。こういう顧客との信頼とビールを手仕事と考える味への意志の強さこそがビール業界に必要なのです。


今はまだこの地では使えなくても、強く願い、手仕事への同じ志を持つ気持を伝えていけばきっと手に入るときがくるのだと信じています。こうやって美味しいものをお客様に味わっていただきたいと思う気持に半歩でも近づけたのはnetの力によることが大です。


日本酒やワインで造り手の顔が見え、意気に感じるようなお酒を使いつづけてきて、ビールでも探していたそんな造り手がやっぱり存在した事が何より嬉しいのです。