張り紙

休日に久しぶりにラーメン屋さんへ出かけました。


入り口には「歩きながらの喫煙はご遠慮願います」と張り紙があります。店内奥にも同じ物がもう一枚。それ以外の張り紙はないものですから、ついどんな困った事件があっての張り紙なのだろう?・・・と想像してしまいました。ラーメン屋さんの張り紙というのは、回転が激しい店でいちいちお客様に口頭でお願いするのがはばかられるからであったり、店主が頭を悩ます事件が度重なったりしたためであることが多いようです。


テーブルには灰皿が置いてあるのですから、店内が禁煙というのではありません。歩きながらといってもカウンターも含めてひしめき合う20席ほどですから、歩いても10歩といったところです。「歩きならが」というほどの広さもないのです。



タバコを吸いながら店内に入ってきたお客様の火が、座っている別のお客様に当たった?もしくはすっていたタバコの灰が食事中の別のお客様の料理に入ってしまった?


どちらにしても食事をしている人の脇を喫煙しながに通り過ぎるなどマナー以前の問題、張り紙にしているというのは二度三度とそういうお客様があったのだろうな・・・・とその場面を思い浮かべると気の毒になります。


私ン処などでも極まれにタバコを吸いながら玄関に入ってくるお客様があります。そんなときも「あっ、悪い悪い」という表情が見えますので、すぐに灰皿を持ってくるとその場で消してくださいます。


考えてみると、張り紙で対応しなければならない困ったお客様もこちらの対応次第であることも多いのです。500人に一人の困ったチャンのための張り紙を見る真っ当な499人は、張り紙にあまりいい思いはしないものなのですね。難しいものです。