オジチャンオバチャン

ほぼ同世代といっていい松任谷由美がFMの番組で言っていました。


「この頃ツアーでスパッツを普段着にはいてるのよね。スパッツってオバチャンも使うようになって“オバチャン・アイテム”って避けてたんだけど、この頃また変わったみたい。ドクロなんかも最近オバチャンに浸透し始めて・・・・」


本人は若い世代のファッションリーダーの自覚があるのね、きっと。年齢でしか考えなかった私には、彼女は十分オバチャンと思っていたのですが(オバチャンの意味のとらえ方が違うのね)




ウオーキング用のスニーカーがよれよれになってきて、友人のスポーツ用品屋さんを覗きました。


ウオーキング用なんだけど、どれがいい?」
「これなんか人気が高いよ」


と、見せてくれたのは、熟年世代が「健康のために歩いてます」てぇので履きそうな、いかにもオジチャン好みのヨネックス・ウオーキング専用シューズ。色といい、靴紐の横についている脱ぎやすいためのジッパーといいかなり泣かせます。


「こりゃ、ジジくさくてだめだよぉ」と私。
「えーー、みのもんたの番組で取り上げて凄い人気なんだよぉ。だいたい、いくつんなったと思ってんの」


みのもんたで取り上げた」ってだけで背筋がゾクッとしてしまいそうですが、確かに「いくつになったの」と言われれおっしゃる通り、ジジイの世代なのでした。


この世代にとっては自分がオジチャン、オバチャンと言われる歳であることは十分承知しつつ、身につけるもの、周りに置くものにオジチャン、オバチャン感を極端に嫌い抵抗するみたいです。


「いつまでも若いッスね」なんて言われたら卒倒するかもしれない。諦めがつくのはいつのことでしょう。