昨年から始まった豊岡町敷地の乗松さんとのお付き合いのおかげで、お座敷で使うお米はきめ細かに頂戴できるようになりました。


およそ10日に一回、使う料理によって米の種類を変え、その都度精米をしてフレッシュな米を送っていただけます。


たとえば、米そのものを白米で召し上がっていただく場合には「夢ごこち」 「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「夢つくし」などの中から試食して選んだモッチリ感のある米です。


一月の献立牡蠣の炊き込み御飯には「夢ごこち」と「キヌヒカリ」のブレンド。いくつかのブレンドを送っていただいて試しました。薄口醤油と牡蠣の出汁を上手く吸い込んでくれます。


今月のちらし寿司には「夢ごこち」と「葵の風」のブレンド。酢飯の寿司酢の吸い込みがよくつやがよく仕上がります。


年末の鰻饅頭のお餅のためには「志田もち」 モチモチ感が素晴らしい。


お客様にはどのお米だからどう仕上がる・・・・とはじかには伝わりにくいかもしれませんが、美味しいご飯を召し上がっていただくためにできることはすべてやっていきたい仕事です。声高に「ああやってる」「こうやってる」「こだわってる」といっても味に現れなくては意味がありません。乗松さんのまじめなお仕事を台無しにしないように手を抜かずに地道にあきらめずに。