ミクルスキー

2000年以降のワインはあまりたくさん買わなくてもいいと思っていました。自分の引退以降のワインがたくさんあっても仕方ありませんから。とはいっても、仕入れたワインをぴったり使いきれるわけはありません。何年かの熟成を経なくては使えないワインの難しさです。


というわけで白ワインの在庫が厳しくなりそうな気がして気にとめていたのですが、2002年の白ワインのポテンシャルが素晴らしく高いように思えます。試飲してみた2002年のほとんどが濃縮されて香りの骨格がしっかりしています。だからといって2002年ならどのワインでも言い訳ではありません。目をつけたのはフランソワ・ミクルスキー。1992年が初ヴィンテージながら一躍スターダムに上り詰めそうな勢いがあると以前から聞きます。飲んでみた普通のブルゴーニュシャルドネさえ素晴らしく美味しくて、ブラインド(目隠し)なら「これプイイ・フュッセ?」と思えるほどです。仕入れたのはブルゴーニュシャルドネムルソームルソー・シャルム。多分使い始めるのはムルソーで5年後くらい。どんな娘に育ってくれるのか・・・・楽しみです。