成人の日

「成人の日」の特集で、NHKが各界で活躍する若者たちのパーフォーマンスを披露していました。インラインスケート、高校生の合唱、DJと津軽三味線の演奏、弘前の手踊り、BMX等等、多岐に渡っていて印象としては散漫になりそうなのですが、一つ一つのパーフォーマンスのレベルが高いがゆえか、ただの一生懸命ではなくて、若くその道でトップクラスを極めている溌剌さがなんとも気持ちのよいものでした。


若くして頂点を極め自信に溢れていても、尊大でないのが気持ちよさの秘訣なんでしょうね。10代後半から20代前半に打ち込めるものがあるのは素晴らしいことです。


羨ましいな・・・・と、自分自身のその頃を振り返ってみると(成人の日に振り返ったことなどありませんでした)ありがたいことにありました、ありました、打ち込んでいたこと。それなりに一生懸命で幸せを感じていたのでした。その当時でも「人生でこれほど楽しい時期はないだろうな」とも「この思い出を反芻するだけでも一生やっていけるな」とも実感するほど楽しさに溢れていました。しかもその道ではまわりからもちゃんとした評価を得られていると、破廉恥にも勘違いきてしまっていたのも若気の至りなのでしょう。


ちゃんと思い返してみても、他には替えられない成人前後であったのだなぁ、と再び幸せになれます。