ご飯は日本料理の中でも最も大切な素材の一つです。これまで長いお付き合いの米屋さんからいただいていた富山コシヒカリには充分満足できるものだったのですが、今年の梅雨時にお伺いした乗松さんという農家さんのお米を頂戴できる算段がついてきました。


この乗松さん、この近辺では優秀な米が出来、昔は名古屋地区の料亭まで米を卸していたという敷地(シキジ)という場所で米つくりをしておいでです。場所柄以上に乗松さんの米にかける情熱と言うのは素晴らしいもので、科学的なデータに基づく研究の奥深さは、板前風情が少々お話したくらいではとても理解できないくらいでした。作っておられる米も10数種類、今回試にと送っていただいた米は「低農薬コシヒカリ」「低農薬ひとめぼれ」「夢つくし」「夢ごこち」「きぬひかり」


「できれば7-10日ごとに精米して送らせてください」とおっしゃるほど保管管理と精米にも気を使ってくださいます。


後は私達の炊く技術です。丹精こめたお米を台無しにしない料理法と献立・・・・責任重大です。


というわけで、今年中は、選んだ白米と昨日入荷した極上の子持シシャモでお米の美味しさをたのしんでいただこうかな?と思っています。