コンビニ弁当追記

昨日書いた「コンビニ侮るべからず」を書いておいてその後、ある方の日記を偶然拝見しました。http://www5a.biglobe.ne.jp/~susume/index.htm


なるほど
そう
侮るべからずと書きつつ、私にも「料理屋たるもの」の意識はコンビニ弁当、ホカ弁に対しても未だあって、「どうしようもなく忙しいから、今日のお昼はコンビニ弁当で済ませよう」とは決して思わないのであります。即席のものは有り合わせ5分でできます。料理人ですから。


常温で置いておいても腐らない助六。レンジで熱々にされても平気な漬物。なにか後味がいやなオニギり・・・・などなど、食べ物屋としては捨てて置けない居心地の悪さも未だたくさんあるのがコンビニです。


が、
しかし、
それらを乗り越えようとする商品開発力と、生き残りをかけた熾烈な競争から生まれる進歩の数々は、きっといつか安穏としている腕に自信のある職人達を超えてしまう時が来るのではないか、という恐ろしさも含んでいるのです。


同じほどの努力と、先見性を板前が持っているか?


街の洋食屋さんがファミレスに食われ、あれほどあったホカ弁がコンビニにやられいった姿を見ていると、料理屋の作るお手ごろ弁当の行く末が案じられるのですね。