バイキング

誘われて某ホテルのランチ・バイキングへ出かけてきました。以前、やはりお付き合いで食べた「おいおい、こりゃないよぉ」クラスのランチ・バイキング(ほとんどお惣菜の延長)に比べるとかなりイイ線いっていたののですが、それでも食べている自分がなにかみすぼらしく感じてしまうのはなぜなんでしょう。


この手のバイキング形式はランチでも、ケーキでも奥様たちに大人気なのだそうですねぇ。そういえば、2-3年前の夏に子供たちのマリンスポーツ目的いった”CLUB MED.”では三食ともバイキング(ビュッフェ)形式でした。最初は「えーーー、三食ともなんてしんどい」と思ったのですが、それはそれ、ちゃんとよく考えられていて、一部にあるレストランよりも遥かに美味しく感じられたものです。


私の中で鮮烈な印象に残っているのが、1970年の大阪万博スカンジナビア館のバイキングです。当時バイキングという言葉はたぶん日本には存在していなくて(帝国ホテルでもまだ試みていなかったのでは?)定額食べ放題とり放題の形式は、食材の珍しさ以上に驚きでした。中学から高校にかけてのいくらでも食べられる頃ですから、食べ放題の嬉しかったことといったらそりゃもう天にも昇る気分です。何回かいった万博でも覚えているのは棟方志功の板画(民芸館)とバイキングだけ。食い意地はすでにこの頃からはっていたのです。


その頃から食べる性癖は変わっていないのか、「今日は野菜中心でヘルシーに軽めに」と思っていても、テーブルに着く頃には皿は山盛り、残すのが嫌でつい食べてしまうのですよね。子供たちの皿はさらに・・・・「血」は間違いなく受け継がれています(涙)