チリビーンズ

よくお邪魔する掲示板でチリビーンズが話題になりました。


そういえばチリビーンズ作ったことないなぁ、と教えていただいたサイトをhttp://www2.tomato.ne.jp/~koborij/cooking/recipes/O004.htm参考に作ってみました。牛ひき肉もいれるのでチリコンカンになります。


ざっとレシピに目を通すと、よく作るインゲン豆とソーセージのトマト煮やボロネーゼ・ラグーよく似ています。


玉ねぎ、人参、セロリ、ニンニクをベースによく炒め挽肉(ソーセージ)、(豆)を入れ、トマトの水煮で煮込むことは同じです。


違いは玉ねぎを少々大きめに切ること、ピーマンが入ること。唐辛子の代わりにチリバウダーほかの香辛料が入ることくらいです。


が、作り始めるとチリパウダーとクミンを加えただけで雰囲気がメキシカンになり、バジル、タイム、オレガノの加えるたびに味として完成されていきます。


未知の料理を作るときの面白さです。普段仕事ではあまり多くの香辛料を使うことはないのですが、複数の香辛料の組み合わせはそのたびに目から鱗です。


なにより大雑把なのがステキです。仕事では、葱の長さは○○mmであるべきである、人参はお客様の口に入るときを考慮すると○mm角であるべきである、煮込みはこの火加減で○○分、次にこの火加減で・・・・とミリ単位、秒単位で計算をしているのですが、チリビーンズ(チリコンカン)に玉ねぎのミリ単位は必要ではありませんし、煮込みの数分の違が大きな味の変化に繋がりそうにもありません。


ザッと切って、パッと炒めて、グツグツっと煮る。面倒くさそうな煮込み料理にかかる時間は大して長いものではありませんでした。お惣菜なら小分けにして冷凍にもできるし、便利便利。日本料理が繊細緻密というより辛気臭く思えてしまうほど大胆でもうまくいきます。


料理というのは全くお国柄が現れるものです。