古謝美佐子

な、なんだぁこりゃぁぁぁ、古謝美佐子


最後の事務仕事をしながらかかっていたNHK「夢 音楽館」から歌声だけが聞こえてきて、思わずペンを置きました。それからはもう目が離せません。


ネーネーズ」の一員として見たことは憶えていたのですが、ソロで聞く沖縄民謡の力強さ、素朴さ、緻密さ、並みの実力ではありません。こんな沖縄民謡にすごい歌い手がいたとは知りませんでした。地に足のついた歌い手の凄みです。


彼女がドボルザークの「家路」を沖縄方言で歌うと、全く沖縄の歌に聞こえます。独特の節回しが耳に心地よく嫌味でありません。太い歌声はマイクを通しても野太さがしっかり伝わります。細部で音程がゆれたりしてもそれが素朴さとして説得力をもってしまいます。


年季の入った歌というのでしょうねぇ。もっと聞いてみたい彼女の歌。