海胆は不味い

8月24日「ウチのサラダ」1999年7月27日「ナポリタンとペペロンチーニ」でお話したご家族の新たな逸話。全く尽きることのないお話があって興味津々のお子達です。


件の弟君、今の願いは友だちと話を合わせるために「ファミレスに一度行ってみたい」だったのですが、この夏休み、友だちのところへ遊びに行って、回転寿司に連れて行ってもらったのだそうです。産まれてから一度もファミレスに行ったことがないというくらいですから、ご両親が回転寿司に連れいていくわけがありません。決して贅沢三昧のご家族ではありませんので、回転寿司に行くならウチで手巻き寿司・・・・というご家族なのです。


自宅に帰った弟君に「どうだった?美味しかった?」と聞くお母さん。


「うーーん、面白かった。それより、友だちがみんな”海胆って不味い”って言ってるのがわかったよぉ。ウチで食べるのと全然違って変な味がしたモン」と。


美味しいものだけを知っていて、後のまがい物を知ることが幸せなのか?まがい物しか知らなくて、後にホントに美味しいものを知ることが幸せなのか?子供にとってはどうなんでしょう。