95%の確率にするには

「話題のレストラン、○○へ行ってきたけど全然だめだったぁ」というようなお話をよく聞きます。ネット素人批評でも「あの店がなんで?」というほど悪く言う方がいます。


これが不思議。


私の場合、95%の確率で「当たり」素晴らしいのです。


もっとも95%であるための努力は怠りません。ダメだったという方は、もしかすると食べる側の努力を怠っていた可能性はないでしょうか。


メディアなどで話題のレストランや人伝に聞いて素晴らしいという料理店に行こうという時、まずそのレストランが本当に素晴らしいのかという情報確認を怠っていないか?どんなメディアでどういう風に伝えているのか?時には紹介の言葉の裏までちゃんと読んでいるか?紹介してくれた人の嗜好は自分にあっているのか?


予約をちゃんとしているか?店の規模によっては予約をする時間帯や何日前に予約をするかということも考えているか?予約のときに必要なことをきちんと伝えているか?妙なプレッシャーを与えていないか?


訪問の当日、予約の時間に遅れないか?早過ぎないか?店にあった服装をしているか?高価でなくても小奇麗にまとまっているか?靴はちゃんと磨かれているか?扉をくぐる第一歩「今日は楽しませてもらいますよ」という笑顔を忘れていないか?


サービス陣とのコミュニケーションを密接にとっているか?注文は適切か?一万円が料理人の力を発揮できる料理店であるとき、2500円のランチで店を評価しようとしていないか?料理人が一番力を出しそうな料理を選んでいるか?ソムリエの能力を充分に発揮させているか?食事のスピードペースは適切か?


料理もサービスも素晴らしいものを素晴らしいと言葉に出して伝えているか?美味しいものを美味しいという意思表示を食べ終わった皿にも表しているか?サービス陣と会話を楽しんでいるか?今日このレストランで一番のお客でいられるような努力を怠っていないか?リラックスしているか?高い満足度を料理人にも伝えているか?


などということをさりげなく、押し付けがましくなくおこなっているか?


こうして選び楽しんだレストランで嫌な思いをしたことも、損したと思ったこともほぼありません。料理店がお客様のために最大の努力をするのはもちろんなのですが、食べる側も楽しむための努力をすることもとても大事だと思うのです。


あの名店がダメだったという方?どうでしょう?


まっ、私の場合相手も苦労も見える分だけ点数も甘い・・・のかもしれませんが。